木版画家
横山 尚(よこやま ひさ) 奈良県奈良市在住

《木の中のものがたり》をつくっています。
 丸い形は、木の幹の断面の形そのものです。木の年輪の上に彫り、そして手摺りをし、そのままの形を作品とする「木口木版(こぐちもくはん)」という木版画の技法を用いて、手のひらサイズの作品を中心に制作しています。
 植物や動物などのモチーフを組み合わせて、いろいろな物語が生まれることを楽しみながら。見る人にも、空想を楽しんでもらえるとうれしいです。
 木版画というアート作品をもっと身近に感じてほしい、身につけてもらいたいという思いから、生活の中で使えるアクセサリーや照明などをつくっています。

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※木口木版とは

18世紀末にイギリスで発明された木版画技法で、木の幹の断面に細密画を彫る技法です。「西洋木版」とも呼ばれ、書籍の挿絵に用いられていました。

画歴

1985年頃 木版画(板目木版)の制作をはじめる。

1998~2002年 広島大学工学部にて建築を専攻する。

2003~2009年 広島大学大学院工学研究科にて都市の風景の変遷についての研究に携わる。

2010年 木口木版画の制作をはじめる。雑貨づくりをはじめる。

2011年 【版画】 「ある暖かな日の語らい」第52回日本版画会展 奨励賞受賞
※以降、日本版画会展(東京・広島)、版画フォーラム和紙の里ひがしちちぶ展(埼玉)、はんが女子展(広島)にほぼ毎年出品
2012年 【版画】 「ある暖かな日の語らい」版画フォーラム2012和紙の里ひがしちちぶ展 シスル奨励賞受賞
【版画】 「すてきな朝が明ける」版画フォーラム2012和紙の里ひがしちちぶ展 出品
【版画】 「雨の日のさんぽ展」(吉祥寺HATTIFNATT)に出品
【版画】 「静かな夜もまた素敵」第53回日本版画会展 入選
2013年 【雑貨】 ヨコハマハンドメイドマルシェに「版画と雑貨の店 アムリタ」として出店
【版画】 「静かな夜もまた素敵」版画フォーラム2013和紙の里ひがしちちぶ展 喜楽奨励賞受賞
【版画】 「縁の中で咲き実って」版画フォーラム2013和紙の里ひがしちちぶ展 出品
【版画】 「思い出とともに風に乗る」第54回日本版画会展 奨励賞受賞・会友推挙
【雑貨】 「器人器人」(奈良きたまち)での委託販売開始
2014年 【雑貨】 「くにたちハッピーマーケット」へ出店
【雑貨】 「こがね市」(毎月開催)への出店開始
【雑貨】 「器人器人」(奈良きたまち)でのワークショップ実施(きたまちweek)
【版画】 「思い出とともに風に乗る」版画フォーラム2014和紙の里ひがしちちぶ展 小松屋本店奨励賞受賞
【雑貨】 「ふゆのやさいとまったりむすび市」へ出店、ワークショップ実施
【版画】 「Foro Romano 遺跡の上に積層する時間を想いながら」第55回日本版画会展 出品
2015年 【版画】 「Foro Romano 遺跡の上に積層する時間を想いながら」版画フォーラム2015和紙の里ひがしちちぶ展 ギャラリー美輝奨励賞受賞
【版画】 「木版画三人展」開催(広島県東広島市)
【版画】 「昔も今も、気配を感じながら~河童のまなざし~」第56回日本版画会展 出品
2016年 【雑貨】 屋号を「版画と雑貨の店hisari」に改名
【版画】 「Foro Romano 遺跡の上に積層する時間を想いながら」版画フォーラム2015和紙の里ひがしちちぶ展
【版画】 「はなとともに心静かに」第57回日本版画会展 出品
2017年 【版画】 「小さな人を見守る」第58回日本版画会展 出品
2018年 【版画】 「背伸びしちゃって」第59回日本版画会展 出品
2019年 【版画】 「やさしく強い心とともに」第60回日本版画会展 出品 会友賞受賞 準会員推挙
2021年 【共通】 拠点を東京から奈良に移す
【版画】 「うつりゆく色の中を飛ぶ」第62回日本版画会展 出品
【雑貨】 「奈良ノ空カラ」出店、蔦屋書店奈良でのワークショップ実施